沖縄の地域企業が挑んだDX人材育成と業務効率化のリアル | 金秀興産株式会社
現場発の小さな改善が生んだ、大きな変化─生成AIで加速する業務改革の現場
Apr 03, 2026
いま多くの企業が直面しているのは、少子高齢化や人手不足といった構造的な課題です。こうした背景の中で「DX」や「生成AI」の重要性は広く認識されつつありますが、「自社にはまだ早い」「現場業務には活用が難しい」と感じている企業も少なくありません。
そんな中、今回お話を伺ったのは、沖縄県を拠点にホームセンター事業や保険事業を展開する金秀興産株式会社。地域に根ざした事業を展開する同社は、業務効率化とDX人材育成を目的に、生成AI研修の導入に踏み切りました。
本記事では、なぜ同社が生成AI活用に踏み出したのか、そして現場にどのような変化が生まれたのかを、受講者と担当者の声を通して詳しくご紹介します。
導入背景:「DX人材の育成」が急務だった
インタビュアー(以下、スパルタ):
まずは簡単に、御社の事業内容とご自身のご担当について教えていただけますか?
安藤さん(管理本部 本部長):
当社はホームセンター事業と保険事業を展開している企業で、沖縄の皆様の暮らしを支える存在を目指しています。私は管理本部の本部長として、人事・総務・経理・店舗運営など全社統括を担当しています。
スパルタ:
今回、生成AI研修を導入された背景について教えていただけますか?
安藤さん(管理本部 本部長):
大きくは「業務効率化」と「DX人材の育成」が課題でした。
システム導入や業務改善を進める中で、それを使いこなせる人材が不足していると感じていました。
また、従業員は日常的に生成AIを使っていると思っていたのですが、実際には企業として安全に活用するルールや理解が不足しており、そうした点を体系的に学ぶ必要があると感じたことが、導入のきっかけとなりました。

スパルタ:
いろいろな研修がある中で、TeamSpartaを選んでいただいた決め手はどこでしたか?
安藤さん(管理本部 本部長):
「スパルタ式」と聞いて厳しい研修を想像していましたが、
実際には一人ひとりの課題に寄り添って伴走してくれる点に魅力を感じました。
受講前の不安:「本当に自分についていけるのか」
スパルタ:
受講前って、生成AIやExcelはどれくらい使われていましたか?
金城さん(ホームセンター事業部):
ChatGPTは簡単な文章作成、Excelもシフト入力程度しか使っていなかったので、研修についていけるか不安でした。
知花さん(ホームセンター事業部):
生成AIは検索やアイデア出し程度、Excelも売上入力くらいしか経験がなく、正直かなり不安でした。
瀬尾さん(ホームセンター事業部 主任):
Excelは使っていましたが、生成AIはほぼ未経験で、「何ができるのか」も分からない状態からのスタートでした。

スパルタ:
「スパルタ式」って聞いたとき、どんなイメージを持たれましたか?
喜屋武さん(ホームセンター事業部 主任):
厳しくビシバシやられるイメージで、正直少し抵抗がありました。
学習体験:「厳しい」ではなく「伴走型」
スパルタ:
実際に受けてみて、そのイメージは変わりましたか?
金城さん(ホームセンター事業部):
想像と違って、自分のペースで進められるのでとてもやりやすかったです。
瀬尾さん(ホームセンター事業部 主任):
動画を繰り返し見ながら理解できる点が、自分に合っていました。
スパルタ:
研修の中で「これはすぐ使えそう」と感じた内容はありましたか?
金城さん(ホームセンター事業部):
ChatGPTにVBAコードを作らせてExcelに貼るだけで使える点は、すぐ業務に活かせると感じました。
知花さん(ホームセンター事業部):
「まずAIに相談して形にする」という考え方が、実務でも使えると感じました。
実践プロジェクト:現場から生まれた業務改善
スパルタ:
今回のプロジェクトでは、どんなテーマに取り組まれたんですか?
金城さん(ホームセンター事業部):
ボタン2つで1ヶ月分のシフトを自動生成するツールを作りました。
知花さん(ホームセンター事業部):
複数店舗の売上データを自動で集計・グラフ化する仕組みを構築しました。
瀬尾さん(ホームセンター事業部 主任):
納品書作成を自動化し、誰でも使えるようにボタン操作だけで処理できる仕組みを作りました。
喜屋武さん(ホームセンター事業部 主任):
月次シフト作成において、各メンバーの休日が曜日ごとに決まっていたので、月シフトの休日を自動入力できるツールを構築しました。

スパルタ:
実際にやってみて、どんな成果や変化がありましたか?
金城さん(ホームセンター事業部):
シフト作成に30分〜1時間かかっていた作業が、5分以内で完了するようになりました。
知花さん(ホームセンター事業部):
売上データの可視化により、誰でも直感的に状況を把握できるようになりました。
瀬尾さん(ホームセンター事業部 主任):
業務時間に余裕が生まれ、スタッフとのコミュニケーションにも時間を使えるようになりました。
喜屋武さん(ホームセンター事業部 主任):
これまで1回あたり約10分かかっていた作業が、約2分まで短縮されました。また、手入力によるミスや入力漏れを防ぐことができ、業務の正確性向上にもつながっています。

成果発表会:生成AI活用の組織風土を醸成
スパルタ:
今回は研修終了後に皆さん業務改善プロジェクトの成果発表会を行いました。発表会を終えてみて、率直なご感想はいかがですか?
喜屋武さん(ホームセンター事業部 主任):
発表会をするまでは、他の方がどんなプロジェクトに取り組んでいるのかあまり見えていなかったのですが、実際に発表を聞いてみて、短期間でここまで完成度の高いものを作り上げていることに驚きました。
自分自身も刺激を受けて、「もっとできることがあるのではないか」と感じるきっかけになりましたし、今後さらに業務改善に取り組んでいきたいと思いました。
スパルタ:
知花さん、今回、最優秀プロジェクトに選ばれたご感想をお聞かせください。
知花さん(ホームセンター事業部):
正直、選ばれるとは思っていなかったので、とても驚きました。自分の業務の中で「少しでも楽にできたらいいな」と思って取り組んだ内容が、このように評価していただけたことをとても嬉しく思います。
今後は、今回作成したツールをさらに改善しながら、他の業務にも活用を広げていきたいと考えています。
また、自分だけでなく周りのメンバーにも共有し、チーム全体の業務効率化にもつなげていきたいです。

意識変化:「まずAIに相談する」文化へ
スパルタ:
仕事に対する考え方や向き合い方で、何か変わったことはありますか?
知花さん(ホームセンター事業部):
「これ効率化できるかも」と思ったら、まずAIに相談するようになりました。
金城さん(ホームセンター事業部):
生成AIを活用することで、仕事の可能性や選択肢が広がり、モチベーションも上がりました。

スパルタ:
安藤さんは実際に研修を終えたメンバーの変化について、どのように感じていらっしゃいますか?
安藤さん(管理本部 本部長):
発表会での成果は想像以上で、業務効率化に直結するレベルでした。
また、社員同士で「こういう使い方ができる」という会話が増え、
コミュニケーションの活性化にもつながっています。
今後の展望:全社員DX人材化へ
スパルタ:
今後3年後・5年後を見据えて、DXや生成AIを通じてどんな組織にしていきたいとお考えですか?
安藤さん(管理本部 本部長):
今後は全社員がデジタルツールを使いこなし、
より良い接客やサービス提供につなげていきたいと考えています。
DX人材の育成は、事業拡大に向けて不可欠な取り組みです。

最後に:これから学ぶ人へのメッセージ
スパルタ:
これから生成AIを学ぼうとしている方に、メッセージをお願いします。
金城さん(ホームセンター事業部):
生成AIを使うことで、自分が持っている単純作業の業務であったりっていうものを時間がかかるだけの単純業務を大幅に短縮することができ、他の業務に時間を回せるようになるので、大分おすすめだと思います。
瀬尾さん(ホームセンター事業部 主任):
今回、研修を受ける前は「自分にもできるのかな」と不安もあったのですが、やってみたら意外と楽しくて驚きました。最初の一歩は少し億劫に感じるかもしれませんが、実際にやってみると楽しいので、社内のメンバーにも広めていきたいと思っています。
まとめ:現場から始まるDXが、組織を変える
金秀興産株式会社の取り組みは、「DXや生成AIは一部のIT企業や大企業のもの」というイメージを大きく覆すものです。これらの成果は、特別なエンジニアや専門人材がいたからこそ実現できたものではありません。
むしろ、現場の社員一人ひとりが「自分の業務をもっと良くしたい」と考え、小さな改善を積み重ねた結果として生まれたものです。
生成AIは、単なる効率化ツールではなく、「考え方」と「働き方」そのものを変えるきっかけになります。そして重要なのは、ツールを導入することではなく、実務に落とし込み、アウトプットまでやり切ることです。
金秀興産株式会社のように、現場から小さく始めて、実際の業務成果につなげていくことこそが、これからのDX推進において最も現実的で、再現性の高いアプローチと言えるでしょう。
人手不足や業務の属人化といった課題を抱える企業にとって、生成AIは「いつかの話」ではなく、今この瞬間から使い始められる、極めて実践的な解決策です。
TeamSpartaの実践型AI研修をぜひご検討ください。
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